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2020.07.22

WING

粟島舞台に医薬品ドローン配送を実証へ

遠隔診療後の処方薬を配送

 あいおいニッセイ同和損害保険、香川大学、そしてかもめやの3者は、香川県三豊市詫間町須田港と粟島間において、自律飛行する小型無人ドローンを用いて遠隔診療実施後の処方薬を配送する実証実験を実施する。実証期間は7月28日~30日まで。
 日本には400を超える有人離島が存在するものの、そのほとんどの島は人口減少および高齢化の進展により物流、医療のあり方等に関する多くの課題を抱えている。新型コロナウイルス感染症対策に関する国の緊急事態宣言後は、これら離島への渡航自粛となったため、十分な医療サービスが受けられない深刻な状況にも見舞われたという。さらには大規模災害時には、汽船が運航休止になるなど、物流もストップするため、島民の生活に不可欠な医療品および食糧などの物流サービスの確保が求められている。
 粟島を舞台にして今回実施する実証実験を通じて、遠隔診療・医薬品などの無人ドローン配送のモデル構築することを目指す。また、このサービスと連携した保険商品の提供・開発を行うことで、安心して島に住み続けるための支援態勢の構築を目指す方針だ。・・・

 

※画像=粟島で遠隔診療後の処方薬をドローン配送