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NEC、SITAと協業し顔認証技術を世界の空港へ
待ち時間短縮など利便性向上や感染症対策にも
日本電気(NEC)は7月21日、航空系ITソリューションプロバイダーのSITA(シータ)と協業し、顔認証を活用して空港における搭乗手続きを安全・安心かつシームレスに実現するソリューションを世界で展開していくことに合意した。
NECが開発した顔認証AIエンジン「NeoFace」を搭載したシステムは、すでに様々な公共・商業施設や世界的なイベントなど豊富な導入実績を有しており、セキュリティや利便性の向上に貢献している。一方SITAは、空港での搭乗手続きを行うためのシステムをはじめとした、航空系ITソリューションを展開しており、世界各地の空港での搭乗手続きに利用可能な「Smart Path」や「SITA Flex」を提供中だ。
現在空港においては、旅客の待ち時間の短縮などの利便性向上のみならず、感染症対策が重視されるようになってきた。そうしたなか両社は双方の技術を活用することで、非接触による安全でシームレスな本人確認を世界の空港へ展開することを目指す。
NECの山品正勝執行役員常務は、・・・
※画像=NECが得意の顔認証技術を通じてSITAと協業(提供:NEC)