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エンブラエル、客室活用した貨物輸送ソリューション開発
旅客便大幅減で貨物輸送ニーズに対応
新型コロナウイルスの感染拡大で旅客需要が大きく減退している一方、貨物輸送ニーズは引き続き存在することから、エンブラエルは新たな貨物輸送ソリューションを開発した。
エンブラエルによれば、客室のオーバーヘッドビンや収納コンパートメントに小さな荷物を置くことができるほか、一定の制限を受けて各座席に荷物を置くことが可能としている。同社はその積載量について「かなりのもの」との見方を示し、例えば96席仕様のE190では、ベリースペースに加えて、6720ポンド(3メートルトン)の貨物を客室で輸送することが可能であることを明かした。さらに、118席仕様のE195は3.75トン(8260ポンド)の貨物を積載することができるという。
また、座席に荷物が収まらない場合は、床置き型の貨物構成を選択することもできる。このソリューションでは、座席を70%まで取り外すことが可能で、・・・
※画像=コロナ禍で旅客便が減少する一方、旅客機を使った貨物輸送ニーズに対応することが求められている。エンブラエルが航空会社向けソリューションを開発(提供:エンブラエル)