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2020.07.29

ウイングトラベル

★TAT、日本人観光受入再開に向け着々と準備

 在タイ邦人向け施策通じ、新たな観光素材開拓

 タイ国政府観光庁(TAT)はこのほど4回目となるオンラインセミナー「アメージングタイランド・アップデートオンラインセミナー」を開催した。今回はタイの現状と日本市場の動向についてバンコクのTAT本局と結んで説明を行ったほか、タイ国政府コンベンション&エキシビションビューロー(TCEB)からリカバリープログラムの発表が行われた。さらに全日空とスクートの航空会社2社からも現状の取り組みについて紹介が行われた。
 タイの現状についてはTATバンコク本局の鹿野健太郎氏と中継を結び説明が行われた。7月15日時点で国内の新規感染者数が50日連続で発生していない状況となっている。非常事態宣言の期間が7月31日まで延長されているものの、BTSや地下鉄の座席使用が許可されたほか、レストランの着席人数制限も見直されるなど、行動制限については一部で緩和される動きとなっている。

 

 TCEB、新たなリカバリープログラムを展開
 団体旅行促進へ50万米ドルの助成金を用意

 TCEBの取り組みについては池田久美氏から新たにスタートしたリカバリーキャンペーンプログラムについて説明が行われた。
 リカバリーキャンペーンは「INCENTIVES MEETING PEOPLE FOCUSED」の名称で展開する。このキャンペーンは「EASE UP」というプログラムを軸に展開する。EASE UPは50万米ドル相当の助成金を用意するとともに、ホテルやDMCなどのパートナーから無料製品やサービスを提供する内容となっている。
 具体的な助成内容としては、TCEBからはタイ国内に2泊以上宿泊する40人以上の団体に対して1人あたり最大1500バーツの助成金を提供する。

 

※写真=タイ国政府観光庁のオンラインセミナーの模様