ウイングトラベル
★TAT、日本人観光受入再開に向け着々と準備
在タイ邦人向け施策通じ、新たな観光素材開拓
タイ国政府観光庁(TAT)はこのほど4回目となるオンラインセミナー「アメージングタイランド・アップデートオンラインセミナー」を開催した。今回はタイの現状と日本市場の動向についてバンコクのTAT本局と結んで説明を行ったほか、タイ国政府コンベンション&エキシビションビューロー(TCEB)からリカバリープログラムの発表が行われた。さらに全日空とスクートの航空会社2社からも現状の取り組みについて紹介が行われた。
タイの現状についてはTATバンコク本局の鹿野健太郎氏と中継を結び説明が行われた。7月15日時点で国内の新規感染者数が50日連続で発生していない状況となっている。非常事態宣言の期間が7月31日まで延長されているものの、BTSや地下鉄の座席使用が許可されたほか、レストランの着席人数制限も見直されるなど、行動制限については一部で緩和される動きとなっている。
TCEB、新たなリカバリープログラムを展開
団体旅行促進へ50万米ドルの助成金を用意
TCEBの取り組みについては池田久美氏から新たにスタートしたリカバリーキャンペーンプログラムについて説明が行われた。
リカバリーキャンペーンは「INCENTIVES MEETING PEOPLE FOCUSED」の名称で展開する。このキャンペーンは「EASE UP」というプログラムを軸に展開する。EASE UPは50万米ドル相当の助成金を用意するとともに、ホテルやDMCなどのパートナーから無料製品やサービスを提供する内容となっている。
具体的な助成内容としては、TCEBからはタイ国内に2泊以上宿泊する40人以上の団体に対して1人あたり最大1500バーツの助成金を提供する。
※写真=タイ国政府観光庁のオンラインセミナーの模様