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ハリケーン・ハンターがハワイ沖ハリケーンのデータ収集
3機のWC-130Jで5回の気象偵察任務を実施
米太平洋空軍は7月27日(ハワイ現地時間)、米予備役空軍のハリケーン・ハンターが、太平洋で発生した「ハリケーン・ダグラス」のデータ収集を実施したと発表した。このデータ収集の任務は、7月24日から27日の期間行った。
ハリケーン・ハンターとは、気象観測データの収集を行う飛行機・部隊のこと。ハリケーンなどの熱帯低気圧の中に航空機で直接飛び込んでデータを集める。今回はキースラー空軍基地に所属する米予備役空軍第403航空団第53天候偵察飛行隊が、3機のWC-130Jを用いて5回の気象偵察任務を実施した。
ハワイ諸島を直撃する恐れがあった、「ハリケーン・ダグラス」の観測は、7月22日に3機のWC-130Jとクルーが米国ミシシッピー州・キースラー空軍基地を発ち、24日にハワイ・カラエロア空港に展開。同日から観測飛行を行った。26日には、ハワイ・コナ国際空港へ拠点を移し、27日に最後の飛行任務を終えた。
※写真=第53天候偵察飛行隊のWC-130J(提供:米予備役空軍)