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2020.07.29

WING

在日米軍横田基地、C-130J訓練シミュレータ導入

年間約200人の利用想定、人件費など約45万ドル節約

 

 在日米軍横田基地は去る7月27日に、C-130J兵器システム訓練(WST)シミュレータ施設の完成式を実施した。
 これは、2017年から始まった横田基地第374空輸航空団所属の戦術輸送中隊がC-130HからC-130Jへ機種転換する計画の一環であり、シミュレータ施設を2年がかりで建設したとのこと。
 今回設置したWSTシミュレータは、実物のC-130Jと同等の操作性で、乗員が通常フライト時に行うのと同じ訓練を実施できるという。そのため、安全な環境下で、現実に飛行する様々なシナリオを乗員に提供できるうえ、パイロット、ロードマスター、整備士の練度維持のため実施する訓練において、費用を抑えることができる。

 

※写真=C-130J兵器システム訓練シミュレータ装置。実物のC-130Jと同等の訓練ができる(提供:在日米軍横田基地)