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2020.07.29

WING

空自戦闘機が米空軍B-1爆撃機と共同訓練

中国活動の牽制狙いか、戦闘機計15機参加

 

 航空自衛隊は去る7月27日に、米空軍のB-1爆撃機1機と共同訓練を実施した。第6・7・8・9航空団の戦闘機が日本周辺空域で、B-1爆撃機とともに編隊航法訓練、各種戦術訓練を実施した。空自では、この共同訓練によって日米共同対処能力を向上し、部隊の戦術技量向上を図ったとしている。
 このところ空自は、米空軍爆撃機とともに共同訓練を続けて実施している。日本周辺空域では最近、コロナ禍であるにもかかわらず、中国軍機が頻繁に活動し、空自戦闘機の緊急発進による対処が続いている。中国による東・南シナ海での活動は衰えることなく続いていて、この度の共同訓練はそうした中国の行動を牽制する狙いがあると見られる。

 

※写真=米空軍B-1爆撃機と訓練する空自戦闘機(提供:航空自衛隊)