★コロナによる観光損失、リーマン時の3倍に

　UNWTO、1-5月の国際観光客は3億人減少

　国連世界観光機関（UNWTO）の統計によると、5月までに発生した新型コロナウイルスによる国際観光への影響は、2009年のリーマンショック時の3倍に達したことがわかった。それによると、2020年1〜5月の国際観光客数は前年同期比56％減、実人数で3億人減少し、これによって3200億米ドルの観光消費が失われたと推計。この損失はリーマンショック時の3倍以上になっているとして、コロナが国際観光市場に与えた影響の大きさを証明する形となった。
　5月単月の国際観光客数は、前年同月比で98％減少しており、多くの国や地域がコロナのパンデミックを受けてロックダウンしたことなどが影響した。

※写真＝UNWTOの推計で、コロナによる損失はリーマンショック時の3倍に達した