ウイングトラベル
★小池知事、東京は「感染拡大 特別警報」
酒類提供店に時短要請、緊急事態宣言も示唆
7月30日に東京都内の新型コロナウイルス感染者が367人と過去最多を記録したことを受けて、東京都は同日にモニタリング会議を開催し、都内で酒類を提供する飲食店やカラオケ店に対して、8月3日から8月末日まで、営業時間を午前5時から午後10時までに短縮することを要請し、応じた店舗に対しては協力金20万円を給付する。一方で、小池知事は政府に対して休業店舗への予備費10兆円の活用を要望した。
モニタリング会議では、感染症の現状を5段階の「レッド」一歩手前の4段階の「オレンジ」と規定し、小池百合子都知事は「感染拡大 特別警報」の札を掲げ、これ以上感染が拡大すれば、都単独で緊急事態宣言を発出することを示唆した。
東京都は専決事項による条例を改正し、全ての事業者に対してガイドラインを遵守される責務を定め、集客施設を運営する事業者やイベント主催者は、店舗等にステッカーを掲示するよう努めることを規定し、8月1日から施行する。
小池知事は「今後、感染状況がどのようになっていくのか、今食い止めなければならないからこそ、『感染拡大 特別警報』ということを申し上げた。状況がさらに悪化した場合には、東京都としても緊急事態宣言を発することが必要になってくる」と述べた。
※写真=会見で「感染拡大 特別警報」の札を掲げる小池都知事(出所:東京都庁公式サイト)