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2020.08.04

WING

レイセオン、アイアンドーム生産拠点を米国内に設立へ

ラファエルとの合弁事業で、年内に立地選定

 レイセオンは8月3日(米アリゾナ州現地時間)、防空システム「アイアンドーム」の生産拠点を米国内に設立するという合弁事業契約を、事業会社であるレイセオン・ミサイル&ディフェンス(レイセオンM&D)とラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ(ラファエル)が結んだと発表した。
 レイセオン・ラファエル・エリアプロテクションシステムズと名付けたこのパートナーシップでは、生産施設の立地を年内に選定する予定となっている。新たな生産施設では、「アイアンドーム」を構成する迎撃ミサイル「タミル」とその米国製派生型である「スカイハンター」の両方を生産するとのこと。
 「アイアンドーム」はラファエルが開発した短距離防空システムで、巡航ミサイルや無人航空機、ロケット弾・野砲・迫撃砲弾(RAM)を迎撃するCounter-RAMとなっている。イスラエルではガザ地区から撃ち込まれるRAMへの防空用に「アイアンドーム」を用いるなど、2500回以上の迎撃任務において90%以上の成功率を誇っているという。
 レイセオンは今回のパートナーシップについて、・・・