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ヴァージン・アトランティック、経営破たん
豪ヴァージンに続きグループ2社目の破たん
ヴァージン・アトランティックが、経営破たんした。一部報道によれば、8月4日(現地時間)にニューヨーク州連邦裁判所に対して米連邦破産法第15条(チャプター15)の適用を申請したという。このチャプター15は米国国籍以外の法人が米国以外の本国で法的整理を申請した際に、米国国内の債権者に対し国外でも手続が公正であることを保証するなど、負債処理を円滑化するもの。
ちなみに今年4月には、同じヴァージン・グループのヴァージン・オーストラリアが経営破たん。ヴァージン・オーストラリアは運航は継続しながら、経営立て直しを図ることにしている。
ヴァージン・アトランティック航空は英国の航空会社で、大西洋路線といった長距離線を主軸とする航空会社。1984年にリチャード・ブランソン卿が設立した。日本では全日空(ANA)と提携している。そうしたなか、コロナ危機の影響で大規模な人員削減に踏み切ることを表明していたほか、機材の退役を加速するなど、対策を講じていた。
※写真=リチャード・ブランソン卿が設立したヴァージン・アトランティックも耐え切れず。ヴァージン・グループの航空会社では豪ヴァージンに続き2社目の破たんに