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ノースロップ、極地通信システムのdCDRを完了
北極圏におけるミリ波通信範囲提供が目的
ノースロップ・グラマンは8月4日(米カリフォルニア州現地時間)、米宇宙軍の極地通信システムである、「EPS-R CAPS」プログラムにおいて、デルタ段階のクリティカルデザインレビュー(dCDR)を完了したと発表した。ノースロップ・グラマンはdCDRを完了したことで、プログラムは開発・統合・試験の段階に進む準備ができたとしている。
「EPS-R CAPS」は、安全かつ妨害に強い、戦略・戦術的ミリ波通信範囲を提供し続けることで、北極圏における軍事衛星通信を容易にすることを目的にしており、EPS-Rは衛星部分、CAPSは地上部分になっているという。ノースロップ・グラマンは、「EPS-R CAPS」はプロテクトされた戦術衛星間通信および進化した戦略極域衛星通信が運用可能となる2030年代まで、北極圏の通信範囲を提供する役割を果たすことになるという。