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FAA、737MAXの水平安定板ワイヤー配線変更など指示
不安全対策を発表、45日間の意見公募開始へ
米連邦航空局(FAA)は8月3日(現地時間)、運航停止中の737MAXに対する改修内容を提示した。このなかでFAAは例えば、新たなフライトコントロールコンピューター(FCC)ソフトウェアのインストールのほか、既存のフライトマニュアル(AFM)を改訂して、新規および改訂された乗務員手順を組み込むこと、さらには新しいディスプレイシステム(MDS)ソフトウェアのインストール、水平安定板のトリムワイヤー配線方法の変更、迎角センサーシステムのテストの完了、そしてオペレーション準備飛行の実施も挙げた。
FAAによると、737MAXの改修規則作成(案)(NPRM)は、政府の連邦官報事務局に送付されており、官報に掲載されると、45日間のパブリックコメントを開始するとしている。
ライオン・エア、エチオピア航空の2件の墜落発生し、同機は2019年3月以降、実に1年4ヵ月もの長い間、運航停止状態が続いている。その間、機体メーカーのボーイング、設計製造国の監督官庁としてFAAはもちろん、・・・
※写真=FAAが737MAXの不安全対応策を発表。官報に掲載し45日のパブコメを行う