パトリア、欧州航空宇宙防衛産業協会に直接参加へ

　パトリアは8月5日（フィンランド現地時間）、これまでフィンランド防衛航空宇宙産業協会（AFDA）を通じて参加していた欧州航空宇宙防衛産業協会（ASD）に、会員として直接参加すると発表した。
　パトリアは直接参加する理由として、「業界共通の立場を提唱し、欧州や国際レベルで効果的な政策や法律を形作るため」とし、「EU機関やステークホルダーとの対話の中で、パトリアにとって最善の利益を得る方策として、直接会員になることを考えている」と述べている。また、直接参加することで、フィンランド最大の航空宇宙・防衛企業として積極的な活動を続けていくとしている。
　ASDは、欧州の航空・宇宙・防衛・セキュリティ産業を構成する3000以上の企業の代弁者であり、欧州を代表する18の企業と、18ヵ国に本部を設けている23の国家協会が直接会員として参加している。ASD参加社は、合計で87万人以上を雇用し、2018年の売上高は2460億ユーロにもなり、欧州、そして世界の航空宇宙・防衛分野の発展をサポートしている。