ウイングトラベル
★日本空港ビル第1四半期、コロナ禍で売上87%減
174億円の営業赤字に、コスト減も旅客減少深刻
日本空港ビルデングが発表した2021年3月期第1四半期(2020年4月1日〜6月30日)決算は、売上高が前年同期比87%減の87億6700万円で、営業損失174億6700万円、経常損失188億4000万円、四半期純損失97億1000万円と赤字決算となった。年頭ごろから世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響で、航空需要が著しく低下。緊急事態宣言下にあった4・5月には、羽田空港国内線の旅客数が90%以上減少し、国際線では渡航制限もあって旅客数が95%以上も減少したため、施設利用料収入や、商品売上高、飲食売上高が落ち込み赤字となった。連結業績予想については、航空需要の回復見通しを見極めることが困難であるため未定とした。