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ロッキードとMBDA、TLVSプログラムで提案書提出
パトリオット後継の次世代防空システム選定で
ロッキード・マーティンとMBDAは8月14日(米ダラス・独シュロベンハウゼン現地時間)、ドイツの次世代防空システム(TLVS)プログラムにおいて、連邦軍装備情報技術運用庁(BAAINBw)に最新の提案書を提出したと発表した。TLVSプログラムはドイツ空軍のパトリオットシステムを更新する目的で進めているもので、ロッキード・マーティンとMBDAは提携し、TLVSジョイントベンチャー(TLVS JV)として、ドイツ連邦国防省と契約交渉を進めているところ。
TLVSはロッキード・マーティンが開発した中距離拡大防空システム(MEADS)をベースにしており、戦術弾道ミサイル、無人航空機(UAS)、巡航ミサイル、航空機といった次世代の脅威を撃破可能となっている。今回の提案では、長距離交戦のために大幅に強化したセンサー能力や、新型の通信装置、戦闘管理システムによる相互運用性強化支援、データ融合およびサイバーレジリエンス、幅広い脅威からの防御などを提供するとのこと。
ロッキード・マーティンは、「TLVSはドイツの防衛能力を変革し、・・・
※写真=ロッキード・マーティンとMBDAは、パトリオットの後継を選定するTLVSプログラムで最新の提案書をBAAINBwに提出した(提供:ロッキード・マーティン)