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ノースロップ、GEM63XL補助ロケットの初地上試験に成功
約90秒間燃焼し、約44万9000ポンドの出力を発揮
ノースロップ・グラマンは去る8月13日(米ユタ州現地時間)、GEM63XL補助ロケットの最初の地上試験に成功したと発表した。
GEM63XLは、ノースロップ・グラマンがユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)との提携によって開発している固体燃料ロケットGEM63の拡張型。炭素繊維強化エポキシ樹脂で形成した直径63インチのGEM63XLは、GEM63よりも推力と性能を15から20%向上しているとのことで、ULAが2021年に打ち上げ予定のヴァルカン・ケンタウルスロケットの補助ロケットに使用する予定となっている。
今回の地上試験では、ロケットモーターは約90秒間燃焼し、約44万9000ポンドの出力を発揮。ロケットの内断熱や推進剤の粒度、弾道性、低温環境下のノズルの性能を確認し、2019年10月に飛行認証を得たGEM63と同じマテリアルと技術であることを実証したという。
※写真=ノースロップ・グラマンはGEM63XL補助ロケットの初地上試験に成功した(提供:ノースロップ・グラマン)
※写真=燃焼試験場に備え付けられるGEM63XL(提供:ノースロップ・グラマン)
※動画=燃焼試験の様子(提供:ノースロップ・グラマン)