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ボーイング、F/A-18運用寿命延長改修が20機目に
ボーイングは8月17日(米セントルイス現地時間)、米海軍F/A-18スーパーホーネットの運用寿命延長改修(SLM)において、20機目のF/A-18スーパーホーネットを改修ラインに投入したと発表した。
SLMはF/A-18の運用寿命を延長しF/A-18ブロックIIIに改修するプログラムで、セントルイスとサンアントニオの改修ラインで実施している。当初はF/A-18の運用寿命を6000飛行時間から7500飛行時間に延長し、2022年に予定している改修計画で運用寿命を1万飛行時間にし、ブロックIIIの能力を付与するという2段階の改修となっている。ブロックIIIへの改修では、ネットワーク機能の強化、コンフォーマルタンクの設置、先進的コクピット、シグニチャーの改善によるステルス性の増強、通信システムの強化などを行うとのこと。
ボーイングでは現在24機の改修を受注、既に2機の改修機を米海軍に納入しており、今年後半には2022年中の納入を対象とした追加契約を期待しているとしている。
※写真=セントルイスのSLM改修ライン(提供:ボーイング)