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★19年度の海外旅行保険事故発生率は4.14%

ジェイアイ傷害火災まとめ、シニアの高額事故増加
ジェイアイ傷害火災保険は2019年度(2019年4月〜2020年3月)の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてまとめた。それによると、19年度の事故発生率は4.14%となり、24人に1人が海外旅行保険を利用する結果となった。補償項目別ではケガや病気の治療費用や医療搬送費用を補償する「治療・救援費用」が約半数を占めた。また、新型コロナウイルスの流行後は旅行の取りやめや中途帰国する人が増加した。このほか、65歳以上のシニア層による高額事故発生率は昨年度より上昇し65歳未満の約8倍となった。
事故発生率は18年度は3.70%となったが19年は4.14%に上昇する結果となった。補償項目別の事故発生割合は47.8%が治療・救援費用となった。以下、手荷物の盗難・破損を補償する「携行品被害」が26.9%、偶然な事故での出費を補償する「旅行事故緊急費用」が20.4%、旅行キャンセル・中断が3.1%、個人賠償責任が0.9%となった。地域別の状況を見ると、ヨーロッパやアフリカでは携行品被害の割合が高い。北米、アジア、オセアニアでは治療・救援費用の割合が高かった。また、グアム・サイパンでは旅行事故緊急費用の取扱いが目立った。