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ispace、シリーズB投資ラウンドで30億円の資金調達
22年・23年の月ランダー開発加速、24年以降の投資も
ispaceは8月20日、シリーズB投資ラウンドにおいて30億円の資金調達に成功したことを発表した。同社によれば、インキュベイトファンドが運営するIF SPV 1号投資事業組合をリード・インベスターとし、宇宙フロンティアファンド(運営:スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー社)、高砂熱学工業、そして三井住友海上火災保険の4社を引受先とする第三者割当増資により成功したという。
今回の調達により、ispaceの累計調達金額はシリーズAにおける103.5億円の資金調達と合わせて約135.5億円に達した。今回調達する資金を元に、2022年に実施予定のミッション1で使用するランダー(月着陸船)の最終開発投資、2023年に実施予定のミッション2で使用するランダーの先行開発投資、そして2024年以降のランダーのサイズアップを見据えた先行開発投資を着実に実行していくとしている。
月面データ事業のビジョン“Blueprint Moon”
※画像=ispaceが30億円の資金調達に成功。月面ランダーの開発を加速する(提供:ispace)