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EA-18GがNGJ-MBを搭載しての初飛行試験
レイセオン・テクノロジーズは8月24日(米カリフォルニア州現地時間)、事業会社のレイセオン・インテリジェンス&スペース(RI&S)が、EA-18G電子戦機に次世代ミッドバンドジャマー(NGJ-MB)を搭載し、最初の飛行試験を実施したと発表した。NGJ-MBは高容量、高出力航空機搭載型電子攻撃システムであり、通信手段や防空システムを含む敵の技術を否定、妨害、劣化させることで防御するものとなっている。
今回実施した最初の飛行試験は、メリーランド州パタクセント・リバー海軍航空基地で8月7日に実施し、全ての目的を達成したという。レイセオンは、今後は兵器システムの制御、発電機能、航空機とジャマーの電磁適合性のほか、様々な目標に対する大容量デジタル波形発生器とアクティブ電子走査アレイ(AESA)の性能を飛行中に実証する予定としている。
なお、RI&Sは米海軍に合計28基の試作ポッドを納入する予定であり、現在までにミッションシステムポッド6基、航空機械ポッド4基の計10基の試作ポッドを納入しているとのこと。
※写真=レイセオンは、開発中の次世代ミッドバンドジャマーをEA-18Gに搭載した最初の飛行試験に成功した(提供:レイセオン)