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河野防相、BMD考え方などシュナイダー司令官と懇談
日米の連携確認、尖閣問題で警戒監視も想定か
河野太郎防衛大臣は、去る8月22日に横田基地を訪問し、ケビン・シュナイダー在日米軍兼第5空軍司令官と意見交換を行うとともに、航空総隊司令部の弾道ミサイル防衛(BMD)訓練視察ならびに隊員への訓示を行った。シュナイダー司令官との意見交換では、地域情勢からコロナウイルス感染症まで、現状の様々な課題について意見を交わしたとして、事後の会見で、BMD体制について「この分野について、日米しっかり連携していくことが大事だ、と一致したと申し上げてよい」と述べ、引き続き緊密な連携を重視していく考えを示した。
BMDについて、政府ではイージス・アショアの導入を断念。従来の計画を大幅に変更したBMD体制のあり方について、検討を進めている。代替案としては、イージス艦や海上自衛官の増勢などの対応が聞こえてくるところ。河野大臣は会談の詳細には触れなかったが、自らのBMDの考え方をシュナイダー司令官へ説明したということで、その際に大きな意見の違いは見られなかったということだ。・・・
一瞬の隙もない領空の防衛「心強く思う」
※写真1=シュナイダー司令官と周辺情勢など懇談した(提供:防衛省)
※写真2=航空総隊司令部での施設巡視。隙のない監視状況に「心強い」と述べた(提供:防衛省)