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2018.07.06

ウイングトラベル

日中間で新たな飛行経路検討、航空交通量拡大へ

航空路A593容量拡大、夜間の最低縦間隔短縮検討

 日本と中国の航空管制当局は、「第2回日中交通管制部長級会合」で、新たな飛行経路の検討を含め、日本と上海方面を結ぶ航空路A593を含め、航空交通容量の拡大・航空交通流管理などに関する協力を推進していくことで合意した。具体的に、新経路は南側から仁川FIRを迂回するルートについて、今後検討する。A593については、交通量の少ない夜間を中心に最低縦間隔15-20NMへの短縮の可能性について、検討を行っていくことで合意した。
 また、東京オリ・パラ開催期間の協力推進については、大会開催期間には交通量が急増することが見込まれるため、効率的な管制運用について、検討を進める。東京大会の2年後には、冬季北京大会も開かれるため、それを見据えて、より効率の良い管制の方式なども含めて検討するとしている。
 同会合は25日に東京で開催され、日本側から航空局の飯嶋康弘交通管制部長が、中国側から民用航空局の車進軍(シェ・ジンジュン)空中交通管理局長が、協議を行った。それにより、次の4点の合意に至り、引き続き航空交通容量の拡大に向けて、協力を推進していくこととした。

 

※写真=覚書へ署名したシェ局長(左)と飯嶋部長(右)(提供:航空局)