JALグループ、ふるさと納税返礼品にパッケージツアー

直接訪問する機会の創出、地域活性化へ貢献

　日本航空（JAL）グループは、体験に特化したふるさと納税サイト「さといこ」を運営するROOTs（東京都港区、シュレスタ翔太社長）と協業して、同サイトを通じた納税の返礼品として、パッケージツアーの設定を開始した。まずは第1弾として、同サイト専用の鹿児島県屋久島と、北海道北見市のツアーを設定して、地域の活性化を応援する。
　「さといこ」では、地域のアクティビティや食事などを中心とした体験型の返礼品を提供してきたところ。利用者からは、返礼品として移動手段も加えてほしい、などの要望を受けていた。さらに自治体からは、地域への滞在時間が増える取組みに期待感が示されていた。そこで、地域活性化に取り組むJALでは、自治体への誘客につながるプログラムを提案し、ジャルパックでは観光素材を活かした旅行商品を提供することで、JALの航空券と宿泊を組み合わせたパッケージツアーを設定することが可能となった。
　JALグループと「さといこ」では、ふるさと納税を通じて、直接現地を訪れる滞在型体験の機会を創出する。今後も自治体や関係者との協力によって、返礼品のバリエーションを広げて、地域活性化に取り組む考えだ。

※図＝さといこのイメージ（提供:JAL）