★来年のクイーン・エリザベス日本発着クルーズ中止に

　キュナード、運航停止期間延長で航路を変更
　
　英国のキュナード社は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でクルーズ客船3隻の運航停止期間を来年3月から5月まで延長すると発表した。これにあわせて2021年のクルーズ実施計画を変更。「クイーン・エリザベス」で予定していた日本発着クルーズを中止することを決めた。これに代わり同社はヨーロッパのクルーズを新たに実施することに決めた。なお、日本発着クルーズについては2022年の再開を検討するとした。
　同社は英国外務・連邦省からの指導を受け入れたこと。そして世界各地の国で入国禁止措置がとられていることや港湾の閉鎖が続いており、2021年に予定していた旅程を継続することが現実的ではないと判断し、クルーズ客船の運航停止期間の延長に至った。
　「クイーン・エリザベス」については来年3月25日までの運航停止を決定した、これに加えて来年3月末から12月にかけて実施する予定にしていたオーストラリア、アラスカ、春と秋の日本周遊クルーズを中止することを決定した。これに代わり、サウサンプトン発着のヨーロッパクルーズを実施することを決めた。

※写真＝キュナードが運航停止期間を延長。クイーン・エリザベスの2021年日本発着クルーズの中止が決定した