防衛省、海外企業から戦闘機開発情報の提供募集

F-X開発パートナー体制具体化、開発サポートも視野

　防衛省は8月25日、次期戦闘機（F-X）開発を推進するため、開発に関する情報を提供できる外国企業の募集を開始した。募集に応じた企業から確度の高い情報提供を受けて、開発に関する国際協力のあり方について具体化を進める。最終的には、情報提供企業を1社に絞って、戦闘機開発のインテグレーション担当企業を支援していくことも想定する。
　この度の募集については、戦闘機開発のノウハウを持つ外国企業から、情報提供の意思表明を確認するもの。現在、国際協力の議論を進める米国、英国を問わず広く募集する。この意思確認を8月末まで行って、確認できた企業から戦闘機開発に必要な情報を収集する。10月下旬ごろまで情報を精査して、国際協力に関する検討を深めていく考え。今年中にもパートナーを決定する予定だ。