WING
ロシアンヘリ、Mi-35P改良型の量産を開始
改良型視察照準装置等を搭載
ロシアン・ヘリコプターズは8月23日(ロシア現地時間)、傘下のロストヴェルトルがMi-35P攻撃ヘリコプターの改良型を量産開始したと発表した。量産に先立って実施した飛行試験は国立ヘリコプター製造センター(2019年12月にミルとカモフが合併して誕生)で実施し、提出した飛行特性と実装した設計変更の正確性を確認している。なお、今回の量産開始は海外顧客との契約によるものとのこと。
Mi-35Pは世界中で活躍して有名なMi-24ハインドファミリーの派生型。今回量産を開始するMi-35P改良型は、第3世代長波赤外線カメラ、高解像度カラーテレビカメラ、レーザー測距儀を備えた改良型視察照準装置を搭載。第3世代+の暗視装置および暗視装置に合わせた内外部の照明装置を装備しているほか、新型のデジタルフライトシステムによってヘリの操縦安定性を向上、火器管制システムも改修により目標捕捉精度が向上しているという。
また武装としては、・・・
※写真=「Army-2020」で展示しているMi-35P(提供:ロステック)