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山崎統幕長参加の国際会議、インド太平洋連携を発信
統合幕僚監部は、8月25・26日に山崎幸二統幕長がテレビ会議形式で参加した「2020インド太平洋参謀長等会議(2020CHOD Conference)」で、日本および諸外国の防衛政策や情勢認識など理解促進を図ったと発表した。さらに新型コロナウイルス感染症影響下において、インド太平洋地域の各国が連携することの重要性を発信したという。
同会議は、米インド太平洋軍およびフィジー共和国軍の共催によって開かれ、インド太平洋諸国の参謀長などがテレビ会議形式で、地域の安全保障をテーマに意見交換を行った。山崎統幕長が連携の重要性を発信したインド太平洋地域では、南シナ海、東シナ海などで中国による現状変更の試みが執拗に繰り返されている。感染症影響下でも活発な活動が衰えることなく続き、日本政府としても警戒感を強めていたところ。そうした背景を受けて、地域の連携強化を発信したものと見られる。