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陸自、中部方面隊が機動展開訓練実施へ
対馬に展開し、沿岸監視や武装工作員対処などを訓練
陸上幕僚監部は8月27日、「2020(令和2)年度機動展開訓練(中部方面隊)」を9月2日から9日までの間、実施すると発表した。
訓練は中部方面総監の野澤真陸将を担任官として、第14旅団司令部、第15即応機動連隊、第14偵察隊、第14飛行隊、第14通信隊、第14高射特科中隊、中部方面航空隊、第1ヘリコプター団の約300名が参加。中部方面区から長崎県対馬市に展開して、現地駐屯地や駐屯地外で沿岸監視訓練および武装工作員対処訓練を実施する。
陸幕は訓練の特色として、民間フェリーや陸自のUH-1およびCH-47、車両など、陸海空の輸送力を使用した機動展開や、前述した訓練による警戒監視態勢の確立を挙げ、陸上自衛隊の各種事態への対処能力向上を図るとしている。
※写真=第14旅団を基幹とする約300名が対馬への機動展開訓練を実施する(写真は木更津駐屯地航空祭での訓練展示)