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ロステック、対ドローン複合体「軍勢」を発表
「ARMY-2020」で、検知から破壊まで一括実施可能
ロステックはロシアの軍事・技術フォーラム「ARMY-2020」で、対ドローン複合体「軍勢(露古語)」を発表した。
ロステック傘下のロスエレクトロニクスが開発した「軍勢」は、6輪式の装甲車をベースにレーダー、通信チャンネルの自動認識および抑制装置、指向性極超短波(UHF)抑制装置、指向性レーザー破壊装置を搭載しており、ドローンの検知、識別、抑制、破壊までを一括して行える対ドローン機能の複合体となっている。
具体的な性能としては、最大3.5キロメートルの距離でドローンを検知、最大半径2.5キロメートル内になるドローン制御チャンネルを指向して抑制可能となっている。また、無許可の物体が侵入した場合、通信および衛星ナビゲーションチャンネルをブロックすること、指向性レーザー破壊装置によってドローンを物理的に破壊することが出来る。・・・
※写真=ロステックが「ARMY-2020」で発表した対ドローン複合体「軍勢」(提供:ロステック)
※写真=「軍勢」の内部。全ての機器は単一の情報処理端末に統合されている(提供:ロステック)