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2020.09.07

WING

ボーイング、米特殊作戦軍にMH-47GブロックII初号機

チヌークプログラムの「大きなマイルストーン」に

 ボーイングは9月1日(フィラデルフィア現地時間)、米特殊作戦軍(USSOCOM)に対して、MH-47GブロックIIチヌーク初号機を納入したことを発表した。ボーイングは今年7月にSOCOMと契約を締結し、さらに23機のMH-47GブロックIIチヌークを受注することに成功している。
 ボーイングによれば、この次世代型チヌークでは、機体構造を改良したほか、軽量化することに成功。従来以上に多くのペイロードを搭載することができるほか、より高高度、灼熱地帯での運用が可能な設計とした。
 ボーイングのアンディ・ビルタ副社長兼H-47プログラムマネージャーは、「今回の納入はチヌークプログラムにとって大きな一歩」と評価した。
 なお、ボーイングはペンシルバニア州に4600人以上の従業員を擁し、チヌーク、V-22オスプレイ、MH-139Aグレイウルフなどのサービス、エンジニアリングを展開。そのサプライヤーやベンダーを含め、ペンシルバニア州内で推定1万6000人の雇用を支えているという。

 

※写真=米特殊作戦軍にMH-47GブロックIIを計画通り納入した(提供:ボーイング)