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2020.09.08

ウイングトラベル

★ANA、10月にホノルル線を787-9で2往復運航

 学校再開で留学生、帰国者、ビジネス渡航

 全日空(ANA)が今年10月に、成田−ホノルル線を2往復便運航する方針を固めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年3月下旬に同線の運航を停止して以降、久しぶりの運航となる。運航は成田出発が10月5日と19日を予定しており、成田発とすることで貨物需要にも対応する。
 通常であれば、ANAが成田−ホノルル線に投入している機材は総2階建てのA380だ。「FLYING HONU」の愛称で親しまれている同機は、3月下旬以降、定期便として成田−ホノルル間で運航していない。そうしたなか10月に予定されている2往復便のフライトでは、246席仕様の787-9型機を投入する。
 ANAによれば、今回10月5日と19日に2往復便運航することを決定した背景には、現地の学校再開による留学生などの需要が見込まれるとしている。さらに、帰国者、ビジネス渡航といった需要も想定した。現地では依然としてハワイ外から到着した人を対象に、2週間の隔離措置が講じられていることから引き続き厳しいとの見方を示しており、経済活動などに寄与することができるあくまで最低限規模の運航に留めることにしたという。

 

※写真=全日空が10月から成田−ホノルル線に運航するボーイング787-9型機