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装備庁、レールガン研究で技術提供企業募集
揚陸支援システム、車両総合シミュレータでも募集 防衛装備庁は9月7日、「将来レールガンの研究」に関して情報提供企業を募集すると発表した。装備庁は「『将来レールガンの研究』は、電磁加速砲用弾丸の高初速化を実現させることを念頭において行うもの」と話す。また、同日に「揚陸・渡河支援器材技術に関する揚陸支援システム」、「車両総合シミュレータの研究」についても情報提供企業募集を発表している。
「将来レールガンの研究」の情報提供企業の要件としては、日本国法人かつ国内に製造設備を有する企業であること、これまでに火器・弾火薬類の装備品を設計または製造した実績があり、レールガンに関する調査、研究、製造または試験などの実績を通じて電磁加速に関する技術を保有すること、防衛省が取扱い上の注意を有する文書などの開示について適当であると認めること、以上全てを満たすことを求めている。
情報提供意思がある企業は、9月18日17時15分までに、参加希望意思を電子メールで担当者に連絡した上で、所要の書類を揃えて担当窓口まで提出する必要がある。
ちなみに、装備庁のレールガンに関する動きとしては、2017年3月末に電磁加速システムの研究試作1式について日本製鋼所と3億2400万円で契約しているほか、それとは別に、陸上装備研究所が研究開発を進めており、装備庁が毎年グランドヒル市ヶ谷で開催する「技術シンポジウム」で、研究成果の発表と実験で使用したレールや飛翔体を展示しているところ。・・・
防衛装備庁の回答をもとに赤字部を修正
※写真=技術シンポジウム2019における飛翔体と射撃後のレールの展示 ※写真=技術シンポジウム2019におけるレールガン説明パネル