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SAMシステムS-300V4が露東部軍管区に初配備
ユダヤ自治州駐屯の部隊に配備
ロシア国防省は9月9日(ロシア現地時間)、最新の対空ミサイルシステムS-300V4を、ロシア・ユダヤ自治州の部隊に配備したと発表した。
これは、東部軍管区の部隊装備を近代化する施策の一環であり、S-300V4をロシア極東地域に配備するのは初とのことだが、ロシア国防省は配備部隊名や配備数などを明らかにしていない。
配備部隊はS-300V4の配備に先立って編成完結し、何段階かに分けて装備品を受領し、受領と配備に伴う訓練を行った。ロシア南部・カスプティン・ヤール射撃場での実射訓練では、対空ミサイルシステム「9K33オサ」から発射した「サマン」標的ミサイルを、S-300V4の射程範囲に入ったところで命中させたという。
※写真=ロシア国防省は対空ミサイルシステムS-300V4を極東地域に初配備した(提供:ロシア国防省)
※写真=受領と訓練を終えてユダヤ自治州に到着した部隊車両(提供:ロシア国防省)