スウェーデン、クロアチアにグリペンC/Dを12機提供を提案

サーブは並行して戦略的協力パッケージを提案

　サーブは9月9日（スウェーデン現地時間）、国防装備庁（FMV）と在クロアチア大使館の代表者らが、クロアチア当局にグリペンC/D戦闘機12機の提供する政府間協定を提案したと発表した。
　今回の提案に関してサーブは、「クロアチアがグリペンを採用した場合、サーブはクロアチアに航空サポートセンターを設立して、ノウハウと技術を移転する用意がある。これにより、現地の防衛産業および学会と長期的な協力関係を築き、約500人分のハイテク関連の雇用を創出することになる」と語る。また、サーブはスウェーデン政府の提案と並行して、クロアチアに対するテーラードメイドの戦略的協力パッケージを提案しており、クロアチアの防衛産業を支援して、同国の安全保障に利益をもたらすとしている。
　マルチロール戦闘機であるグリペンC/D型機は、スウェーデンのほか、ハンガリー、チェコ、南アフリカ、タイで運用している。