記事検索はこちらで→
2020.09.11

WING

JAL、10月国際線で松山線再開、シドニーも往復再開

北米・東南アジア・欧州・豪州増便、乗継需要獲得へ

 日本航空(JAL)は、国際線の10月運航便を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響が続くため、当初の計画便数に対して86%の減便を行うが、羽田-台北(松山)線の旅客便運航を再開し、9月まで往路のみだった羽田-シドニー線は往復運航を再開する。また、北米-東南アジア間移動の需要取り込みを図り、北米・東南アジア方面を増便してきたところだが、これを一層強化する。さらに、欧州-オセアニア間の移動にも力を入れるとして、欧州・オセアニア方面の路線も増便して、利便性向上を図る。
 JAL国際線は、10月1日から31日までの計画便数が片道4898便だったところ、4195便減にする。これは当初計画の86%にもなる減便率だ。しかし、各国の検疫体制が充実してきたことや、僅かながらも航空需要が回復に向かっていることから、9月の減便率87%に比べて運航便が増えてきた。特に、利便性向上のため増便する北米方面、東南アジア方面、欧州方面、オセアニア方面では運航便の回復が目立つ。・・・

 

※写真=JAL国際線は徐々に回復。10月は松山線、シドニー線が往復再開となる