ウイングトラベル
★Go Toトラベル東京発着、10月1日より対象追加へ
赤羽大臣、本日の分科会に諮り正式決定へ
赤羽一嘉国土交通大臣は9月11日午前の閣議後会見で、Go Toトラベル事業の対象から除外されている東京発着の旅行について、10月1日以降の出発分から対象に加えることについて本日夕刻に開催される政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に諮る方針を表明した。既報の通り、10月1日からは「地域共通クーポン」の利用も開始されることが決まっており、東京発着も対象になれば、完全なフルパッケージでGo Toトラベル事業が10月から実施されることになる。春から夏にかけての旅行需要はほぼ消失してしまったが、秋以降の国内旅行の本格的な需要回復を後押しすることが期待される。
赤羽大臣は会見で、「本日、菅官房長官、西村担当大臣、私の三者で意見交換し、東京発着の旅行、すなわち東京都を目的地とする旅行と、東京都に居住する方々の旅行について、地域共通クーポンの利用開始と同じ10月1日からGo Toトラベル事業の対象にするとの案を本日夕方の分科会に諮ることとした」として、本日の分科会の議論を経て最終決定する方針を示した。
赤羽大臣は、「本日夕方の分科会の議論を踏まえて、最終決定する」としたうえで、「withコロナの時代に安全で安心な新しい旅行のスタイルの確立と普及定着をめざしながら、感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力で取り組んでいきたい」と意欲を示した。
10月以降の既予約、Go To対象希望なら取り直しを
「東京は非常に旅行需要大きい」、予算配分検討へ
会見では、10月1日以降の東京発着の旅行で既に予約済みの場合には対象になるかとの質問が出たが、「正式には決まっていないが、まだ20日余りある。既予約を一度キャンセルして取り直しても、キャンセル料はかからない」として、まだ時間的に余裕がありキャンセル料がかかる時期にもないことから、既に10月1日以降の東京発着の旅行を予約していてGo Toトラベル事業を利用したい場合には、予約の切り替えをお願いしていく方向にあることを説明した。
そうした制度の詳細については、本日の分科会を経て10月1日から東京発着の旅行が対象になることが正式に決まった後に改めて発表するとした。
大臣就任1周年、観光先進国の実現にまい進
コロナで観光業苦境も新しい旅のスタイル確立へ
※写真=会見する赤羽一嘉国土交通大臣