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2020.09.16

WING

ノースロップとNASA、スペースシャトル用ブースターを寄贈

「エンデバー」と組み合わせ、完全な状態で展示へ

 ノースロップ・グラマンとアメリカ航空宇宙局(NASA)は9月15日(米国現地時間)、ロサンゼルスに所在する博物館「カリフォルニア・サイエンス・センター」にスペースシャトル用固体燃料ブースターを寄贈すると発表した。
 今回寄贈する固体燃料ブースターは、スペースシャトルの打ち上げに81回使われ、地上試験にも使用されたものとなっている。寄贈にあたっては、ロケットモーター以外の多くの部品をNASAの余剰品から調達しており、ブースター部の部品(aft skirts)やロケット頭部の円錐体(frustum)を調達したほか、NASAのスペース・ローンチ・システム(SLS)プログラムでの試験に使ったロケット頭部の部品(forward skirts)も用いているという。
 カリフォルニア・サイエンス・センターでは第3拡張計画の一環として、同博物館で展示しているスペースシャトルオービター「エンデバー」と、現存する打ち上げ可能な外部燃料タンク「ET-96」、そして今回寄贈する本物の固体燃料ブースターを組み合わせ、完全な状態で展示することを計画している。・・・

 

※写真=ノースロップとNASAはスペースシャトル用固体燃料ブースターをカリフォルニア・サイエンス・センターに寄贈する(提供:ノースロップ・グラマン)