ウイングトラベル
★ツーリズムEXPOジャパン旅の祭典 in 沖縄
旅のチカラで地域活性化、入場無料で開催
日本旅行業協会(JATA)、ツーリズムEXPOジャパン推進室は9月17日に会見し、10月29日から11月1日までの4日間、沖縄で開催する「ツーリズムEXPOジャパン旅の祭典 in 沖縄」の詳細を発表した。早坂学ツーリズムEXPOジャパン推進室長は、「コロナ禍の中で、通常の開催ではなく、旅のチカラで日本を元気に、地域を活性化したいという想いで開催する」と述べ、1.ニューノーマル時代のMICEの新しいカタチ、2.安心安全なイベントモデルを示す、3.国内旅行で地域経済の復活を!、4.国際交流復活の契機とする!。5.新しいツーリズムのカタチを沖縄から世界に発信する──の5点の目標を掲げた。
その目標に向かって、「全ての事業で今までにないスタイルを取り入れる」として、ハイブリッド型の導入、ソーシャルディスタンスの確保、非接触型の導入など、新しいイベントの形を追求する。
ハイブリッド型の導入は、商談会は通常のリアル商談会に加えて、セラーがオンラインで参加するオンライン商談会を初めて実施する。既に中国7件、グアム2件などオンライン商談会の申込みが来ており、今後もオンライン商談会の参加を海外に呼び掛ける。
国際会議もハイブリッド型を取り入れる。10月29日の初日の開会式では、基調講演と各国の要人を集めたインターナショナルツーリズムフォーラム(観光大臣級会議)、30日の2日目にはテーマ別シンポジウムを開催し、それらには海外からのビデオメッセージとリアル登壇によるパネルディスカッションを組み合わせ、動画配信する。
フォーラムのテーマは、「コロナ感染を乗り越え、強靭で持続可能な観光成長をめざす」で、ウェルカムスピーチは、ズラブ・ポロリカシュヴィリUNWTO(国連世界観光機関)事務局長、基調講演にベルナデット・ロムロ・プヤット・フィリピン観光大臣がオンラインで登壇予定。また、基調講演に下地芳郎沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)会長がリアル登壇する。
インターナショナルツーリズムフォーラムには駐日外国大使館大使、国際観光機関団体代表、観光庁・日本人観光関係有識者がパネリストとして参加が予定されている。
開会式、基調講演、インターナショナルツーリズムフォーラムは英語で行われ、後日、UNWTO、WTTCの協力で、YouTubeで世界に向けて配信する。
ソーシャルディスタンスについては、展示会は入場前の距離の確保はもとより、今回初めて事前登録制による人数制限を実施する。事前にQRコードを発行し、入退場者を管理し、入場者数を5000人または収容人数の50%以下に抑える。現状での入場可能者は4日間で1万8000人だが、9月19日からイベントの5000人制限が緩和された場合、同イベントは4日間を通じて、業界日2000人、一般日2万人、合計2万2000人の来場が可能となる。
出展目標は400小間で、来場者数の見込者は検証中。イベントの入場は今回は無料とし、業界関係者は事前登録制、一般来場者は事前登録制、時間制の入場とする。
2021年ツーリズムEXPO 大阪・関西で開催
大阪・関西から観光産業の復活を世界に発信
来年のツーリズムEXPOジャパンは、大阪・関西で再び開催することが決まった。開催日は11月25日から28日までの4日間。開催場所は2019年と同じインテックス大阪。JNTO主催のVISIT JAPAN トラベル&MICEマート(VJTM)と合同で開催する。
東京オリンピック・パラリンピックが来年に延期されたことを受け、2019年に続き、大阪・関西で開催し、2025年に大阪・関西で万博が開催されることを受けて、万博のキックオフイベントの目的を込めて、大阪・関西から観光産業の復活を世界に発信するとしている。
出展の申込受付は、ツーリズムEXPOジャパン旅の祭典 in 沖縄開催初日の10月29日から開始する。推進室では、2020年沖縄・東京に申込みの場合は特別割引を用意する。また、新たな申込みにも早期割引料金を設定する。
※写真=早坂学ツーリズムEXPOジャパン推進室長