ロシアンヘリ、Mi-171A3オフショアヘリの試作を開始

北極海の大陸棚開発需要向け、2022年納入開始目標

　ロステックは9月23日（ロシア現地時間）、ロシアン・ヘリコプターズが国産初となるオフショアヘリコプター「Mi-171A3」型機の試作機製造を開始したと発表した。試験機はロシアン・ヘリコプターズと国立ヘリコプター製造センター（ミルおよびカモフ）が連携して製造し、2021年夏に飛行試験を開始する予定となっているほか、同年の国際航空宇宙サロン（MASK）でデモ展示を行う予定とのこと。
　ロステックは、「北極海の大陸棚における（石油や天然ガスなどの）炭化水素生産の拡大には、極めて困難な気象・気候条件下での運用が可能な、信頼性の高い最新ヘリコプターフリートが不可欠。我々は2022年から顧客に製品を納入する準備を進めている」と話している。・・・

※写真＝北極海の大陸棚における資源開発競争が本格化する中、ロシアンヘリは国産初のオフショアヘリを開発する（※写真はMi-171型機提供：ロステック）