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北極海海氷面積、衛星観測史上2番目の小ささ
高温でロシア沿岸で海氷成長しづらいなど複数要因
国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月23日、水循環変動観測衛星「しずく」のデータを用いた北極海の海氷観測結果において、去る9月13日に、1979年の衛星観測開始以降、史上2番目の小ささとなったことを発表した。
北極海の海氷面積は毎年9月に最も小さくなる。極地研とJAXAは連携して、「しずく」に搭載した高性能マイクロ波放射計(ARMS2)の観測データを用いた北極海の海氷観測を行なっている。その観測の結果、今年9月13日に北極海回表面面積は355万平方キロメートルにまで縮小したことが明らかになった。ちなみに、これまでの過去最小面積を記録しているのは2012年の349万平方キロメートル。
研究チームの分析によれば、・・・
※画像=JAXAの水循環変動観測衛星「しずく」の観測で北極海海氷面積が史上2番目の小ささに(提供:JAXA)