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JAL、ドローン医療物資輸送で米Matternetと提携
日本での事業化へ調査、参画企業協力要請
日本航空(JAL)は9月23日、ドローン技術を開発する米国のMatternetと業務提携し、日本でドローンによる医療物資輸送を行うための市場調査などに取組む。この提携によって2社は、医薬品や、検体、血液製剤など、迅速な配送が求められる医療分野の物流に関する各種調査を行う。そして、将来のドローン医療物資輸送について事業化を目指す。
2社は、日本での医療分野に関する共同調査を行った上で、ドローン物流サービス事業化を推進するため、賛同する企業へ参加・協力を依頼する。また2社は「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト」へ参画することが決まっていて、同様の実証実験に向けた様々な検討を行っていくとしている。
この度の提携や、実証実験で使用を想定するのは、Matternetが開発したドローン「M2」と、自律飛行可能な運航システム。Matternetはこれまで、都市部でドローンによるオンデマンド配送を行う技術開発に取り組んできた。・・・
※写真=Matternetのドローン「M2」と、開発中の受取用ステーション(提供:JAL)