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2020.09.28

WING

米空軍、B-1BフリートのIBS改修を完了

2012年からの8年間で60機のB-1Bを改修

 米空軍は9月26日(米オクラホマ州現地時間)、B-1B戦略爆撃機フリートの統合戦闘ステーション(IBS)改修を完了したと発表した。
 これはB-1Bの航法システム、通信システムなどを近代化改修する目的で、完全な統合データリンク、垂直状況表示装置(VSD)、中央統合試験システム(CITS)の3つの改修をまとめて実施するもの。改修作業は米空軍ティンカー空軍基地で2012年から開始しており、今年9月に完了するまでの8年間に60機のB-1Bを改修したという。
 ちなみに、米空軍は3つの改修をまとめた理由を「同じ航空機を3回も改修すると、航空機の運用に悪影響を及ぼし、航空機の構成も多数生み出してしまうため」と述べている。

 

※写真=米空軍はB-1BのIBS改修を予定よりも早く完了した。2012年から始まったこの改修は、8年間で60機のB-1Bを改修したという(提供:米空軍)