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三菱商事、米CO2活用骨材メーカーに資金提供
CO2有効活用技術事業化へ、ブループラネットと協業
三菱商事は、CO2を用いたコンクリート原料である骨材(CO2活用骨材)の製造技術を有する米国のブループラネット・システムズに資金提供を行うと発表した。その上で、ブルー・プラネット・システムズのCO2有効活用技術の事業化に向けた協業契約を締結した。
ブループラネット・システムズは2012年に創業し、それ以降、発電所などの排気ガスに含まれるCO2をコンクリートへ固定化する技術や未使用コンクリートまたは廃棄コンクリートなどの産業廃棄物を有効活用する技術の開発を進めてきた。同社が開発したCO2活用骨材は、既に米国サンフランシスコ国際空港の改装工事で使用された実績もある。
そうしたなかブループラネット・システムズと三菱商事は、2021年度にかけて米国カリフォルニア州シリコンバレー地区でCO2有効活用技術の実証事業を行い、その後本格的に商業展開する計画にあるという。・・・
※画像=ブループラネットの有するCO2有効活用技術のプロセス。CO2活用骨材はサンフランシスコ空港の改修にも使われた実績がある(提供:三菱商事)