ウイングトラベル
★HIS2020年10月期、318億円の最終赤字へ
創業以来初の赤字決算見込む、配当も無配に
エイチ・アイ・エス(HIS)は9月25日、これまで未定としてきた2020年10月期の業績予想と配当予想を発表した。2020年10月期の売上高は前期比47.7%減の4240億円、営業損益は175億4000万円の黒字から367億円の赤字に、経常損益は170億8900万円の黒字から360億円の赤字に、最終損益は122億4900万円の黒字から318億円の赤字にそれぞれ転落するとした。また、配当についても無配を見込む。新型コロナウイルスにより各国で渡航制限が実施されレジャー需要回復が限定的であるとした。最終赤字決算となれば同社にとって創業以来初めてのこととなる。
第3四半期、売上高30.1%減、純損失169億円
雇用調整助成金などで48.6億円の特別収入も
また、HISは同日2020年10月期第3四半期(2019年11月〜20年7月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比30.1%減の4010億1600万円、営業損益は113億3100万円の黒字から167億9300万円の赤字に、経常損益は112億5100万円の黒字から165億9500万円の赤字に、四半期純損益は64億7800万円の黒字から169億3900万円の赤字にそれぞれ転落した。