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2020.09.29

WING

中・露艦艇が日本接近航行、中国は沖縄宮古間往復

ロシア3隻は対馬海峡通過、8月の通過艦艇と同一

 統合幕僚監部は、中国およびロシアの海軍艦艇が相次いで日本周辺海域を航行したのを確認した。9月23日から26日には、中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻が沖縄本島と宮古島間を往復運航した。27日には、ロシア海軍のウダロイI級駆逐艦2隻とボリス・チリキン級補給艦1隻が、東シナ海から対馬海峡を通過して日本海へ進んだ。中・露ともに艦艇や航空機による日本周辺での活動が活発で、自衛隊としては緊張感を持って対応に当たっている状況だ。
 中国海軍艦のジャンカイII級フリゲート1隻は去る23日21時30分ごろ、久米島北西沖約100キロの海域を南東方面へ向かって進んでいたところ、自衛隊が確認した。その後、沖縄本島と宮古島間を南下し、一時的に太平洋へ進出した。・・・

 

※写真1=沖縄宮古島間を往復した中国のジャンカイII級フリゲート(提供:統合幕僚監部)

※写真2=このほど対馬海峡を通過したロシア艦艇3隻は、8月の南下事案を同一。上からウダロイI級駆逐艦とボリス・チリキン級補給艦(提供:統合幕僚監部)