海自「かしま」、ハワイ沖で米海軍と共同訓練

戦術運動や発着艦訓練等実施し、連携強化図る

　海上幕僚監部は9月29日、「2020（令和2）年度遠洋練習航海（後期）」を実施している海上自衛隊練習艦「かしま」が、米海軍駆逐艦「チャン・フーン」とハワイ沖で共同訓練を行ったと発表した。
　9月28・29日の2日間にわたり実施した訓練では、戦術運動や通信訓練、発着艦訓練を行い、海上自衛隊の戦術技量向上と米海軍との連携強化を図ったとしている。
　また、米太平洋艦隊はホームページ上で「かしま」のパールハーバー寄港時の写真を公開しており、米太平洋艦隊司令官のジョン・C.・アクイリノ海軍大将が訓示を行ったとのこと。
　2020年度遠洋練習航海（後期）では、練習艦「かしま」に第70期一般幹部候補生課程を修了した約110名を含む約310名の乗員が搭乗し、55日間におよぶ練習航海を実施している。・・・

※写真＝米海軍駆逐艦「チャン・フーン」との共同訓練の様子（提供:海上幕僚監部）

※写真＝米太平洋艦隊司令官のジョン・C.・アクイリノ海軍大将は、「かしま」乗員に対し訓示を行った（提供:米太平洋艦隊）