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2020.10.01

WING

アメリカン航空、コロナ禍でもNDCを推進

OTAと直接接続、コンテンツ充実へ

アメリカン航空は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が続くなか、これまでと同様にNDCの展開を着実に進めている。NDC(New Distribution Capability)は、国際航空運送協会(IATA)が推進を進める新しい航空券の流通企画で、付帯サービスなど乗客の細かなニーズに応えた航空券の予約手配が可能となる。NDCの展開において、他国に比べて出遅れ感のあった日本市場において、同社は積極的にNDCの普及に努めている。
 先日は主要OTAの一つであるアドベンチャー(サイト名:スカイチケット)とのNDCダイレクトコネクトが稼働。アメリカン航空のシステムとアドベンチャーのシステムを、NDCの規格で直接接続できたことで、スカイチケットのサイトからのアメリカン航空の航空券は全てNDCの規格に基づいた手配が可能となった。今後は有料座席指定など、段階的にサービスを拡大、NDC未導入の旅行会社と比べ、消費者向けウェブサイトにおいて提供するコンテンツに差がつくことになる。主要OTAのNDC導入により、日本の旅行会社におけるNDC導入が今後本格フェーズに入るか注目される。・・・

 

※写真=左からアメリカン航空渡辺氏、アドベンチャー(スカイチケット)田郷氏