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海幕21年度概算要求、歳出経費1兆3508億円に
「かが」艦首形状四角に、F-35B発着艦に対応
海上幕僚監部は2021(令和3)年度概算要求で、歳出経費として対前年度比1919億円増となる1兆3508億円を要求した。新規後年度負担は318億円増の8225億円とした。特に「いずも」型護衛艦「かが」の改修のため、231億円を要求する。この改修では、F-35Bが発着艦できるよう、飛行甲板上に耐熱塗装を施し、さらに艦首形状を四角形に変更する。「いずも」に続き、いよいよ「かが」でもF-35B運用に向けた整備が始まることになる。
「いずも」型護衛艦の改修は以前、「かが」は1回の改修で全工程を完了する予定だった。しかし、このほど2回に分けて改修を行う必要があるとした。防衛省によると、F-35Bを搭載可能とする回収を行うため米側と検討したところ、隊員の動線の確認が必要になることが分かったという。そのため、まずは21年度の改修を行った上で、運用しながら動線などの確認を進めた上で、次の整備に入るタイミングで2回目の改修を行うこととした。・・・
※写真=海上幕僚監部は「いずも」型護衛艦「かが」の改修のため231億円を要求。飛行甲板上に耐熱塗装を施し、艦首形状を四角形に変更する