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2020.10.02

WING

関空、津波避難計画の館外避難震度を引き上げ

吊り天井の改修工事完了を受け、避難場所も見直し

 関西エアポートは10月1日、関西国際空港津波避難計画を一部変更すると発表した。これは2018年10月から第1ターミナルビル4階と空港駅3階コンコースで実施してきた「特定天井(※吊り天井)改修工事」が完了したことを受けて実施するもので、地震発生時に空港ターミナルなどの施設外へ避難する際の基準となる館外避難震度と、地震発生時の避難場所を変更する。
 館外避難震度では、旧計画では震度5強以上の地震発生時としていたところ、震度6弱以上の地震発生時に館外避難を実施することとなった。
 避難場所の変更例を挙げると、旧計画における震度5強以上の地震発生時には、第1ターミナルビルの大部分にいる避難対象者は制限エリア内に避難することになっていたが、第1ターミナルビルの館外バスレーンなどに避難することとなった。・・・

 

※画像=関西エアポートは第1ターミナルビルの「特定天井改修工事」完了を受け、館外避難震度を引き上げた(提供:関西エアポート)

※画像=避難場所の変更一覧(提供:関西エアポート)